熱意ややる気といったものは
生まれた瞬間からものすごい速度で
揮発し始めるのに対し、
怠惰な習慣というものは
何度気合を入れて脱却しても
気付けばまた状態化している、といった風に
無駄に普遍性を持って暗く輝いております

GW明けにも同じようなことを言った気がするのですが
長い期間頂いた夏休みが
どうしたの?手品でもしたの?というくらい
綺麗さっぱり消え去っており、
あんなことしたいな、こんなことしたいな、と
思っていたものの半数以上が、
怠惰に食い散らかされてしまって、
今や兵どもが夢のあと
ペンペン草もはえとりません

そんな荒涼とした心象風景に一人立ち尽くし
毎度毎度こんなことではいかん、と
多少なりとも気合を入れなおすのですが、
それもまた、いつの日か
確実に揮発してしまうのでしょう

まさに精神の燃焼と気化の負のスパイラルですね
ですがこの気化は逃れようもありません
なぜなら僕は聖人君子でもなければ
臥薪嘗胆できるような薪も
なめると苦い肝も
何より人生を賭けうる仇敵を
準備できないのですから

ここで発想を変えます
エンジンです、エンジン
エンジンというのはですね、
燃料をですね、
ピストンで以てですね
空気と混ぜて気化して
圧縮してですね、
それに火をつけて燃やして
燃やしたら中のあれが膨らんで
あれしてまたピストンが戻って
燃料をアレして、で繰り返すんですよ
高速で。

◇今日のまとめ
物凄い回数やる気やら熱意やらを
発生させて、その熱意やらがどっかへ行って
しまった直後に、またやる気やら熱意やらを
発生させることで僕の人生が推進力を得るのだと仮定すると
僕は気持ち悪いくらい高頻度にやる気やら熱意やら天啓やらを
得続けなければならないのだ
物凄く忙しそうな人生だ
逆にそれが出来たらものすごいスピードですすむのだ
だが実現方法は不明なのだ

TOP