現場で働く末端エンジニアAです。

前回は道路に例えて回線についてもごもご書きましたが
今回は道路標識(経路)についてぬるく書いていきます。

■道路標識
道を歩いていて道路標識を見るって事は稀だと思いますが
車に乗って色々な所に行く人は結構意識して見ているではないでしょうか。
気になるあの子に「海が見たい!!!」なんて言われて急に夜な夜なドライブに
行って“やべぇ道迷った平塚があっちだからこっちが江の島か”だなんて
経験があるんじゃないでしょうか。

話しはそれましたが今回はネットワークの要、経路について道路標識に
例えていきます。

■知っている道
自分の住んでいる地域(隣接)や何度か行った道(経路の学習)ならば迷いませんよね。

■知らない道
そうですね。例えば車で東京のど真ん中にいます。そこから自分はディズニーランドに
行きたいのですが、行き方なんて全くわからないのです。
わかるのは千葉の舞浜にあるって事のみ。そこで町中にある道路標識を見るのです。

←埼玉 左  ↑中央 千葉   右→神奈川 (ザックリとした地域表示)

ここでザックリ あぁ千葉の方に向かえばいいんだっと車をぶぶぶーっと進めます。
しばらく進み江戸川を超えて千葉に入った辺りで更に新しい道路標識が出てきます。

←松戸 左  ↑中央 船橋   右→舞浜  (近くなったので細かな表記)

ここでよっしゃ!舞浜は右じゃんと向かうと無事目の前に夢の国が現れるのです。

■ここでNWエンジニアらしく実際の機械(経路制御)の役割をもう少し
詳しく書いていきます。

経路については“ルーター”の役割です。

以上!

と言いたいところですが、そのルータが実際どのような事をするのか前述の
“知らない道”を参考に書いていきます。

先ず、東京にいて青森県の何たら村の青木さん家に行きたいと行ったときに分かる
人はいません。青森県(ザックリとした地域)に行きたいと言えば大概の人は分かります。

同じことがルータにも言えます。1台のルーターで全世界の全ての経路情報を持つことは
出来ません。じゃあどうやって宛先に届くのかと言うと“知ってる人に聞く”を繰り返し
先に先に進んでいきます。

◆もう少し落とし込みます。
パソコン君がブルキナファソのソニアちゃんと通信をしたい!と思った時
ルータは下記のような動きをします。

①先ずパソコン君は自分と接続しているルータAにブルキナファソに行きたいと要求を投げます
②接続しているルータAは「ブルキナファソなんてしなねぇ」と言いながらも、知っていそうな
 次のルータBに投げます。
③ルータBはソニアちゃんは知らないけどブルキナファソのルータCを知っているので
 ルータCに投げます。
④ルータCちゃんはソニアちゃんのいる場所を知っているので、これでパソコン君は
 無事にソニアちゃんまでの通信が出来るようになりました。

■重要
経路と言ったらルーターの役割だと思ってください

■まとめ
ルーターとは離れた所との通信を行うために必要な機器です。
ただし1台のルーターでは全ての宛先はわからないので、お互いに
情報を交換しつつ経路の不足している所を補っています。

■次回予告
交通整理について

よろぴ子

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