スタッフAです。
最近オートスケーリングのことを考えています。
 
オートスケーリングとは、簡単に言えば、
負荷状況に合わせてサーバを増やしたり減らしたりしてくれる仕組みのことです。

場合によっては障害が起こったサーバーを自動で置き換えてくれたりもします。
 
世の中には、AWSをはじめとしたさまざまな
パブリッククラウドサービスが提供されていますが、

このオートスケーリングというのは、
それらクラウドをクラウド足らしめている(ものの一角を担う)仕組みであると思います。
 
物理的なサーバーを自前で運用している場合だと、
サーバーを導入するプロセスに時間とコストがかかる上、
一度導入するとサーバーを減らすことによるメリットが生じにくいからです。
 
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急に話は変わって、過去の記事で見かけた、
「運用担当者がなってはいけない」とされているものを書きます。

・メッセンジャー
・素人
・職人
・抵抗勢力
 
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また話が変わって、オートスケーリングの話をします。
 
オートスケーリングの仕組みを持たせる場合には、
サーバーが固定であるという概念は捨てなくてはいけません。
 
サーバーがローカルに固有の情報を持ってしまうと、
そのサーバーが置き換わった時に情報がロストするからです。
 
ログやデータやセッション情報というものを、
別の箇所に転送し保管するという考慮が必要になります。
 
同様に、1台だけ高性能なサーバーが存在するということも避けなくてはいけません。
サーバーが増減する、置き換わるという前提の構成が必要です。
 
そしてそれは稼働する前の設計段階できちんと考慮しておくべきことで、
途中から「オートスケーリングにしたい」というのは、なかなか骨が折れることです。
 
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サーバーを人に置き換えてみても同じだな、と思ったりします。
個々のサーバーの性能や稼働期間や努力に頼っていると、
置き換わった時に払うべきコストが高くなるという意味です。
 
解決策は、置き換わったサーバーの性能や稼働時間を上げることではなく、
全体の構成図を再設計することなんであろうなぁと、
考えたり考えなかったりします。

考えているか考えていないか改めて考えると、考えていなかったです。
ここ最近はもっぱらオートバックスのことしか考えていませんでした。
そしてこれからも考え続けていくことでしょう。

以上です。

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