本記事について

・WorkSpacesの構築について大まかに理解したい方向けです。
・製品概要・詳細等は公式のページを見てください。
https://aws.amazon.com/jp/workspaces/
http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-tech-2016-workspaces

・EC2とかVPCとかいじったことあります!というレベルの方を想定しています。
・このドキュメントを参考にしつつ、実際に構築しながらまとめていきます。
http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/adminguide/what_is.html

Quick Setup(高速セットアップ)でひとまず立てる

とりあえずゴールはWorkSpacesインスタンスを1台立てて、
クライアントから繋いでみるところまで、とします。

▼スタート。

WorkSpaces開始

▼セットアップタイプを選択します。

WorkSpacesセットアップ方法

セットアップタイプとは

下記2種類があります。
・Quick Setup(高速セットアップ)
・Advanced Setup(高度な設定)

何が違うかというと、AWS Directory Serviceの設定に関わる部分です。

AWS Directory Serviceとは

「フルマネージドのディレクトリサービス」です。
下記3種が存在します。

SimpleAD ・フルマネージドのディレクトリサービス
・AWS上に独立して存在
・Active Directoryと「互換性」(ここ大事)がある
AD Connector ・既存のディレクトリサービスへの接続
・既存のディレクトリサービスはオンプレでもVPC上でも可
Microsoft AD ・簡単に言うとSimple ADの「互換じゃなくてそのもの版」
・Windows Server2012R2によるActive Directory機能の提供
・既存ドメイン/フォレストとの信頼関係がサポートされる

話は戻ってセットアップタイプの話

・Quick Setup(高速セットアップ)…VPCとSimpleADが新規作成される。
・Advanced Setup(高度な設定)…AWS Directory Serviceの3種から好きなものを選べる。既存のVPCを選択できる。

後者でセットアップしていくなら、
予めVPCとAWS Directory Serviceの設定を完了させたほうが構築がスムーズに進みそうですね。

今回は前者でいきます。

▼バンドルの選択。バンドルにどんな種類があるの?などは本記事の範囲外です。

ちなみに、Tokyoリージョンの場合だけLanguageで日本語が選択できます。
ユーザーも1人ずつではなく複数同時に設定可能ですが、新規作成時は5が上限であるかと思います。
Amazon WorkSpaces 制限

WorkSpacesバンドル

▼ちょっと画面の下のほうが切れてたのでもう一枚。
ちなみに赤枠で囲っているところでは各バンドルの説明が見れるだけで、
実際にバンドルを選択するのは青枠のところです。

WorkSpacesバンドル2

▼ローンチが始まります。

WorkSpacesローンチ

▼失敗しました。

WorkSpaces失敗

An Error Has Occurred

もちろん分かっていましたよ。
こうなることは分かっていました。

ただ、エラーの情報が載っていたほうがより有用かな、と思ったまでです。

VPC limit reached. Please delete a VPC to use Amazon WorkSpaces. for activityId="1" of activityType={Name: validateCustomerLimits,Version: 8}

先程述べたように、Quick Setup(高速セットアップ)ではVPCが新規作成されるので、
VPCの数が上限に達しているとエラーが起こります。

気を取り直して違うリージョンでセットアップ

VPCの上限緩和申請を出したり、
既存のVPCを削除したりするのも手間だったので、
おとなしくVPCに空きがある違うリージョンで実施しました。

▼ローンチがきちんとはじまりました。

WorkSpaces成功

WorkSpaesインスタンスの作成には20分ほど時間を要し、
接続可能な状態になったらメールで教えてくれるそうです。
長いな。

長いので、いったん切ります。
続きはまた次回へ:D

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