autojumpはcdやpushdで辿ったディレクトリを記録し、j <末端ディレクトリに含まれる文字列>で、あるいは候補が複数ある場合はそこからTabかctrl+iで補完すれば選択肢を示し、過去に行ったディレクトリに移動してくれる、という便利ツールである。
https://github.com/joelthelion/autojump

しかしEPEL6にはrpmパッケージがあるのだがEPEL7 betaにはまだ(?)ない。
とはいえcdの入力の手間を随分減らしてくれるかなり便利なツールなのでインストールしたい、というわけで。

2014-12-17追記: やっとEPEL7にautojumpが追加された。v21.7.1だが挙動のおかしい点は今のところ見当たらない。以下でインストールできる。

# yum install epel-release
# yum install autojump

まずは正攻法

ドキュメントに書かれている通りのマニュアルインストール。

# yum install git
# git clone git://github.com/joelthelion/autojump.git
# cd autojump/
# ./install.py
# echo "[[ -s ~/.autojump/etc/profile.d/autojump.sh ]] && . ~/.autojump/etc/profile.d/autojump.sh" >> ~/.bashrc
# . ~/.bashrc

と、やってはみたものの、何か挙動がおかしい。
そのあとgit checkout release-v21.7.1とかgit checkout release-v21.6.9で少し古いバージョンを試してみても症状は多少違うがやっぱり何かおかしい。

じゃあ他から

autojumpは実体はpythonのスクリプトであり、特に必要なライブラリなどはなく、デーモンでもなくbashrcなどで読み込ませるもののようだ。
じゃあCentOS 7でも別にEPEL6にあるものインストールしても問題ないよね。

# yum install http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/fedora/epel/6/x86_64/autojump-19-2.el6.noarch.rpm

ログインし直すと問題なく動く。

じゃあFedora20に含まれているrpmパッケージでも使えるよね。

# yum install http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/fedora/updates/20/x86_64/autojump-21.6.9-2.fc20.x86_64.rpm

これも問題なし。
こちらのバージョンの方が動作が私の好みである。

ちなみに7用のrpmパッケージは http://mirrors.karan.org/epel7/Packages/autojump/20131231020945/19-2.el6.x86_64/autojump-19-2.el7.noarch.rpm にはあるようだ。外部リポジトリなので信用できない、というわけでなければこちらも。

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