エンジニアブログ

EC2(Windows Server)にMicroSoft Officeを導入したいがライセンスが気になる

2016.12.29

はじめに

EC2上でExcel動かしたいんだけど、という要望があり、
あまり聞かない話だな、と思ってライセンス周りを確認しました。

結果としては、導入可能

よくある質問に記載がありました。
https://aws.amazon.com/jp/windows/faq/#byol-office

自分の Office ライセンスを AWS で使用することは可能ですか?

はい。EC2 Dedicated Hosts または EC2 ハードウェア専有インスタンスでは、Microsoft Office を BYOL で使用することが可能です。既存のライセンスを EC2 Dedicated Hosts または EC2 ハードウェア専有インスタンスに持ち込んだ場合、全面的にお客様専用のハードウェアを使用していることになります。この場合、Microsoft 製品規約内のアウトソーシング条項が適用されます。そのため、自分の Windows クライアントライセンスに自分の Office ライセンスを持ち込むことが可能になります。

ただしいくつか注意事項がある

  • EC2 Dedicated Hosts または EC2 ハードウェア専有インスタンスを使用すること
  • BYOL、つまりライセンスは自分で用意して持ち込むこと(ライセンス込みのAMIは無い)

AWSにおけるMicroSoftのライセンス全般の話

上記の記載を見てもピンとこなかったので、さらに深く調べていきます。
https://aws.amazon.com/jp/windows/resources/licensing/

MicrosoftソフトウェアライセンスをAWSクラウドで使用するためには、下記いずれかの手法をとります。

1.ライセンスを AWS から購入する
2.ライセンスを AWS に持ち込む

1.ライセンスを AWS から購入する

ここでいうライセンスの購入とは、
ライセンス込みのAMIからインスタンスをローンチすることを指します。

そうすることで、インスタンスの課金にライセンス費用が上乗せされます。

Windows Serverのライセンスが含まれないAMIなんてあるの?

自前の仮想マシンをVM ImportでAMIに変換したケースが該当するかと想定しています。

1.の対象となる製品

  • Microsoft Windows Server
  • Microsoft SQL Server

この2つ以外のMicroSoft製品は、ライセンスを自前で用意しなければならないということです。

2.ライセンスを AWS に持ち込む

このパターンは更に細分化されます。

2.1.ソフトウェアアシュアランスなしの場合
2.2.ソフトウェアアシュアランスありの場合

ソフトウェアアシュアランスとは

Microsoftのライセンスを大量に購入した場合に、いろいろと特典をつけてくれるオプションです。

ソフトウェアアシュアランスがあれば、
MicroSoft製品によってはライセンスモビリティが使用できます。
(ちなみにMicroSoft Officeは対象外です。)

https://aws.amazon.com/jp/windows/faq/#lm

ライセンスモビリティは、Microsoft ボリュームライセンスをお持ちのお客様がご利用になれる特典です。

ライセンスモビリティがあると何がよいのか

ホストをやハードウェアを専有する必要がなくなります。

逆に言うと、ライセンスモビリティがないと、
共有テナンシーのインスタンスにライセンスを持ち込むことは出来ません。

テナンシーの種類

EC2やRDSのインスタンスは、AWSが管理する物理的なサーバ上で動く仮想マシンですが、
その際の物理的なサーバ(ホストハードウェア)の扱い方によって種類があります。

http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonVPC/latest/UserGuide/dedicated-instance.html#dedicated-howitworks

No. テナント属性の値 説明
default 共有テナンシー、あるいはMulti-Tenant。異なるAWSアカウントのインスタンスとホストハードウェアをシェアする。
dedicated ハードウェア専有インスタンス、あるいはDedicated instances。異なるAWSアカウントのインスタンスとハードウェアをシェアしない。
host 専有ホスト、あるいはDedicated Hosts。ホストハードウェア自体を専有する。

ソフトウェアアシュアランス(SA)の有無とテナンシーの組み合わせ

No. テナント属性の値 2.1.SAなし 2.2.SAあり
default
dedicated
host

簡単に書くとこうなりますが、実際は製品によってさらに細分化されますので、
詳細は下記ページの表をご確認ください。
https://aws.amazon.com/jp/windows/faq/#byol-choice

また、「ソフトウェアアシュアランスによるライセンスモビリティ」が
可能なMicroSoft製品については、下記ページを参照してください。
https://aws.amazon.com/jp/windows/resources/licensemobility/

おわりに

結果、MicroSoft Officeを導入する際は、
2.1.ソフトウェアアシュアランスなしの場合に該当し、
テナンシーとして②③いずれかを選択する必要がある、ということを理解しました。

普段Windows Serverのライセンスを気にしなかったので、よい勉強となりました。

以上です。

関連キーワード

この記事をシェアする

Facebook Twitter LINE はてなブックマーク

この記事を読んだ方に
おすすめの記事