「テレワーク東京ルール」実践企業宣言

この度シンプライン株式会社は「テレワーク東京ルール」実践企業宣言に登録されました。
本宣言に登録するに至った経緯としては、働き方改革について
コロナ禍以前より積極的に取り組んできた背景があり、
それらの取り組みをきちんと公表して、働き方がネックとなることなく優秀な人材を採用していければとの考えからです。

近年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テレワーク化が大幅に推進され、
弊社でもお客様よりテレワーク推進のためのシステム構築や構成変更の依頼をいただくことが増えました。

もともとコロナ禍に至る前よりテレワーク制度を導入していた弊社では
感染拡大防止の観点からのテレワーク化は容易なほうだったと思います。
現在は緊急事態宣言などの状況にあわせて、週3日~4日はテレワークとしています。

ところで、なぜ弊社はコロナ禍以前よりテレワーク制度を導入していたのか?
また弊社ではテレワークのみならず、時差出勤の導入や中抜け制度の導入も行われています。
これらの制度が導入に至った弊社ならではの考えを共有できればと思います。

1.テレワーク制度が導入された理由
通勤にかかる時間、通勤に使う労力、これらを仕事そのものに集中させてみては?
弊社が「私たちが大切にしていること」に掲げているように本質への集中を促した結果、
テレワーク実施の合理性から導入に至りました。
業界および業務内容の観点からテレワーク化しやすかったことも導入に至った一因になっていると思います。
オンラインでの会議、チャットによるコミュニケーションにより、より効果的に時間を使えるようになっています。

2.時差出勤制度が導入された理由
~能力を最も発揮できる時間は人それぞれ~
例えば、同じだけの優秀な技術力を保有する人材が2名いたとします。
Aさんは比較的時間帯に縛られることなく集中力を持続させることが得意です。
Bさんは早朝から午後早い時間にかけて集中力を高くキープすることができます。
そんな二人が「会社の規則だから」という理由だけで9時~17時半勤務を強制された場合、
両者ともに優秀な技術力を最大限活かして会社に貢献することができるでしょうか?
会社だって高い成果を望むはず。であれば、それぞれが最大限の力を発揮できる時間帯を選択できるべきでは?
私たちは合理的に考え、個々の自律性にゆだねることで生産性が向上する方を選択しています。

~独身、同棲、家族同居、子育て、介護…生活スタイルは人それぞれ~
会社が定める9時~17時半に勤務できない人は能力が低いでしょうか?
これは愚問かと思います。
朝運動してから業務開始すると効率がいい人、子供を保育園に送迎する必要がある人、
親を施設に預けてから働きたい人、事情は誰しもが持っていることだと思います。
最大の成果を求めるからこそ、会社としてできうる限りの範囲で
個々の生活スタイルを保持しながら仕事にも意欲的に取り組める制度を設けています。
朝7時~11時の間に出勤すればOK。日中用事が入る場合は中抜けもできます。
子供の授業参観に参加したい!そんな希望も有給休暇を消費せずとも叶います。

以上が柔軟な働き方制度を導入してきた背景にある考え方です。
個々の自律性を尊重し、裁量に任せる範囲を広くしていると同時に、規律を図ることも大事にしています。
弊社では不要な残業は「悪」と捉えます。
社員の健康にとっても、会社として考える効率のよい最適な生産性からも外れる行為だからです。
裁量があるからこそ、惰性を排除し、より効率的に、生産的に、健康的に。
このような考え方からか、弊社では時間当たりの生産性を個々が意識的に向上させる風潮があります。
個々の能力に委ねるだけではなく、積極的な効率化に伴うシステム導入や体制整備を受け入れています。
残業していたら笑われる。それくらい残業ゼロで最大の成果を皆で作り上げられる会社を目指しています。

そのためにも今後はフレックス制度を導入していく予定になっています。
会社と社員双方にとってより良い環境のもと成果の最大化に取り組んでいける状態になっていくでしょう。

一方、今の課題としては「出社する意義」を作り出すことにあります。
やはり合理性だけでは対処できないことも人間なので発生します。
目の前に相手がいて、雰囲気を感じられることによる安心感はアナログだからこそ得られるものでもあります。
ただしテレワークによる合理性、効率性を体感してしまった今、感覚では理解していても
社員皆が納得できる「出社の意義」については模索中です。

さいごに
働き方だけでなく、個々が抱える様々な事情が、個々の能力を発揮できない理由にならないように
私たちは考えた組織づくりを行っています。
いっしょに組織を創っていく新しいメンバーも随時募集しています。
詳しくは募集要項をご覧ください。

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